投資と言えば、株式や債券など金融に対するものを思い浮かべる方が多いのではないでしょうか。 最近では種類が多様化しており、黒毛和牛の投資というものは非常に特徴的ですね。これは黒毛和牛の委託オーナーになるということです。 繁殖牛のオーナーとして資金契約し、その代わりに産まれた子牛を売却する際の値段の一部が利益として得られるものです。1つの牧場にいる牛のオーナーが複数になるため、牧場経営を企業体として行うことができます。 そのためさまざまなリスクへ対応する能力の向上や、安全で上質な和牛肉を消費者へ提供することができます。これまで畜産などにほとんど関わりがない方がオーナーとなることで、畜産業界への経済効果も期待できます。 最近ではこのような黒毛和牛投資がマネー関係の雑誌などで宣伝されているので、見かけたことがある方もいらっしゃるのではないでしょうか。

個人投資家に注目されておりオーナーとなっている方も多いようですが、一方で金融機関などはこの市場に参加していません。 この和牛投資では3パーセントから4パーセント程度の金利を得られるそうです。

この金利は国債などと比べると高いものですが、金融機関が中小企業に対して貸し出す場合の金利とは異なっています。 銀行が企業に貸し出しをする場合、優良大企業に対しては長期プライムレートと呼ばれる最優遇レートでの貸し出しですが、最近では2.5パーセント程度であると言われています。中小企業が銀行以外で借り入れる際は、手形割引で最低5パーセントです。 ビジネスローンになると連帯保証人や不動産担保や有価証券担保が必要となるため、最低でも20パーセント程度になってしまいます。ローン金利というものはリスクが高いという現実を抱えています。 店頭公開をしておらず資本金が2000万円程度のベンチャー企業でない事業体に対して、年利3パーセントから4パーセントな上、無担保で資金を出資するということは非常に危険な行為だと言われています。これが個人投資家以外の金融機関などが行わない理由なのでしょう。

和牛投資が注目されて以降、関連した詐欺商品も頻発しているようです。オーナーとなった牛が死亡した場合には得られるはずの利益はどうなるのか、さまざまな保険に加入しているのかなど、確認する必要があります。 どの種類でも同様に言うことができますが、特に新しく考案された投資は本当に利益を得られるかどうかを見極めて行わなければなりませんね。