エマージング債券ファンドは、相対的に高い利息による収入および値上がり益の双方による利益の獲得を目的としています。
エマージング債券ファンドの投資対象は、実質的に言うと現地通貨建てのエマージング債権です。

それにより運用されるファンドはエマージング債権やハイイールド債権の運用は、ブルーベイアセットと呼ばれるその方面のスペシャリストが行います。
現地通貨建てのエマージング債権とは、国債や政府機関債、社債などを指します。彼らは投資家への分配を安定して行えるよう、運用しています。
このエマージング債券ファンドへの投資を行うには、5つのリスクを知っておかなければなりません。

1つ目は為替リスクです。
このファンドが原則として対円で為替ヘッジを行わないため、為替変動の影響を受けます。

為替相場が当該通貨に対して円高になった場合は、エマージング債券ファンドの基準価額が下落する可能性があります。
2つ目は金利リスクで、一般的に金利が上昇すると債券の価格が下落すると言われています。

金利が変動すると、エマージング債券ファンドの基準価額へも影響があります。
3つ目は信用リスクです。

債券や短期金融商品の発行体の経営状況が悪化するなどの理由により、事前に決めておいた条件で利息や償還金を受け取ることができなくなります。
このような債務不履行が起こった場合や起こりうる状況では、エマージング債券ファンドの基準価額が下落しやすいのです。

上記の3つのリスクに共通して言えるのですが、エマージング債券への投資は先進国債券への投資と比べるとこれらのリスクが大きくなる傾向があるということです。
4つ目は流動リスクで、市場での売買量が欠如した場合などに起こります。

最適な時期に有価証券などの売買を行えず、損失を被る可能性があるというリスクです。
エマージング債券ファンドは市場規模が小さい債券に投資する場合もあります。

資産規模や取引量が少ないという理由で、市場実勢から期待される価格で売却できないことや売買取引が困難になることがあります。
そのため基準価額に影響を及ぼすリスクを抱えています。

5つ目はカントリーリスクです。
投資を行う通貨や債券が属する国の経済状況が先進国と比べると弱い可能性があります。

インフレーションや国際収支だけでなく、政府当局による海外からの投資の規制や税制の改革により、為替市場や債券市場が受ける影響が大きいものになることが想定されます。